カウンセラーブログ

2015
1013
共に歌うことによる 音楽療法

「カウンセリングの内容の紹介」では、個人情報保護の観点から、本人の了承を得てから紹介するようにしていますので、なかなか更新することが出来ていない状況です。
今回、紹介させて頂くのは 中学1年生のY君(13歳)
Y君は、100m 50mの短距離走、3kmの長距離でも学年のトップクラスの成績を残すほどの身体能力。
しかし、サッカーやバスケットボールになると、なかなか思うように動けず、不満の残る結果しか残せない...
音楽教室のような気持で、当施設 Tales of Music に訪れたのですが、
個人技では、素晴らしい実力が出せるにも関わらず、団体競技となると自分がどう動いて良いのか分からない。
音楽療法での向かい合いとして、歌詞の中の登場人物の思いや考えを想像する、対人コミュニケーションの疑似体験をして頂くことから始めました。
今では、デュエット曲にも挑戦、共に歌う方の表現方法や癖を感じ取りながら、相手に合わせる歌唱が身についてきました。
 
良い楽曲に仕上げようとお互いに歩み寄る、お互いの息遣いを感じながらの歌唱。
Y君にとっても、普段の生活の中での対人関係、コミュニケーションを円滑に出来るようになってきたと、実感されています。

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