カウンセラーブログ

2013
0722
音楽療法士の現状と「資格」

現在、音楽療法士に国家資格はありません。

「私は音楽療法士です」と公言すれば、誰でも音楽療法士を名乗ることが出来てしまいます。

(「心理カウンセラー」も同じ現状です)

しかし、名乗るだけでは人からの信頼を得られる訳でもなく...就職に有利な肩書となる訳でもありません。

音楽療法士として就職、活動をしたい方は民間団体の認定する音楽療法士になろうとします。

〇〇学会認定 音楽療法士、

〇〇協会認定 音楽療法士、

〇〇団体認定 音楽療法士、

〇〇学園認定 音楽療法士、、

(奈良市・岐阜県・兵庫県が独自の市及び県認定音楽療法士という資格を出している)

音楽療法士の認定を行っている民間団体は大小様々で数多く存在します。

楽器の高い演奏技術を求められたり、楽典、音楽経験や心理学の高い知識を必要とされる民間団体。

音楽経験の有無は問わず、心理学の知識も関係なく、通信教育で音楽療法士として認定してもらえる民間団体まであります。

当 施設 Tales of Music でも音楽療法士になるにはどのようにすればいいのか?...と質問をよく受けますが

数多くの民間団体が存在しますので、実際に行われる受講内容、学習内容、カリキュラムも民間団体の数だけ様々です。

個別の団体に対しての評価を書くつもりはありませんが、

音楽療法士を目指す方々には、どの民間団体の認定を受けるのかを慎重に選ぶ必要があると考えます。

 

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